
肌寒い春が終わって、いきなり夏の暑さが来た感じですね。
今回、発表会の振り返りを書くにあたって、思い出すことは、やはり生徒さんたちのがんばりのすごさだと思います。
一部ですが、紹介します。
あきらめずに弾き切った生徒たち
冒頭でお伝えするのもどうかと思いますが、発表会本番の一週間前でも、まだ曲全体を弾くのもままならず、当然暗譜も全く出来ていない生徒さんたちが数名…。
常連というか、最近の発表会前には毎回のように呼び出されているRさん。
(でも、本番はなんとか弾くどころか、聴衆ウケがいい演奏をする。)
そして、私の想定外が、毎回さらっと暗譜をして本番に緊張したことがないKさんとYさんも。
ここで、彼らのために言い訳を許して頂きたいのが、本人たちがレッスン中にチャレンジしたことのない大曲を選んだこと。
毎回呼び出しているRさんは、先に選んだ曲をあっという間に譜読みしてきて、たぶんこのままでは安心から練習が少なくなるのではないかと思ったので、曲を変更。
(これには親御さんもびっくりされていましたが…。)
Kさんは弾きたい!と言ってくれた曲がソナタ全曲。
以前も同じ作曲家のソナタを発表会で弾いていますが、単楽章のみ。
演奏会で聴いて弾きたい!と思ってくれたそうです。
Yさんは「弾きたい曲がないねん」と言い続け、私が選んだ長い曲をゴリ押し(笑)。
当然、譜読みもなかなか進まず、ママが特訓をするということになりました。
たとえ本番一週間前に暗譜が出来ていなくても、学生のような若い生徒さんには、集中して練習すると頭に入るという特技があります。
ですのでまずは、絶対あきらめることなく練習して、本番に臨んでもらいます。
実際に今回も、まあ一応なんとかなりました。
その上で大事なのは、大急ぎで仕上げた曲というものは、必ずしも満足のいく演奏になりません。
そこでしっかり反省して、または周囲がしっかり本人に反省を促して、次回からはクオリティの高い演奏を目指せるよう、早くから練習にとりかかれるようにしていくことが大事なんだと考えています。
コツコツ練習してくれたアンサンブルたち
早くから練習を始めて、ちょっとずつ曲を作ることができた生徒さんもいます。
早くから連弾曲はパパとすることになっていて、ボカロの曲を「弾きたい!」と訴えていた親子さん。
この人たちは、毎回家族でレッスンを楽しんでくださっていて、とても元気をもらうファミリーです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、これ、本当ですね。
毎日コツコツと練習を積み上げて、本来のテンポではなくとも、なかなか、ちゃんとしたボカロの曲に仕上がりました。
パパさんもがんばってくれました。
あと二人、早くから練習に取り掛かってくれていたのが、ドラムのユカさんとアンサンブルをする、中学生になるピアノ男子たち。
ユカさんのサポートがあっての演奏でしたが、二人ともカッコよく決めてくれて、なりこ先生は本当に感動していました。
よく弾いてくれました!
ちなみにユカさんは、生徒さんのママさんで、プロのドラマーということで私からオファーしました。
いつもありがとうございます。
多彩な顔ぶれでした
最後に、第三部の出演者は、去年、娘のリナと演奏会を行った杏奈ちゃんもお仕事がはじまり忙しい中、東京からかけつけてくれました!
ドラムのユカさん、サックスのマユさんとセッションもばっちり決めてくれました。
そして、教室を立ち上げた最初期からの生徒だったリエちゃん。
今回、なんと5年ぶり(コロナ以来だね)の出演!
リエちゃんの夫さんのお店が1周年記念だったので、そのお手伝いをしてからの参加でしたが、いつもながらパワフルな演奏を決めてくれました。
もう出演者全員の紹介をしたいくらい!
みんな本当にすてきな演奏をありがとうございました!
これで私もしばらくがんばれる元気をもらいました!!
会場確保は毎回悩んでいます
ここからは、会場確保の苦労話をお伝えします。
実は今回、当初の予定ではゴールデンウィークにしようとはあまり考えていませんでした。
我が教室は大阪市内のほぼ真ん中。
発表会会場が少ない!
会社や個人が経営するサロンチックな会場は以前よりは増えましたが、会場費がそこそこ高いし、やはり子どもたちにはホールでの演奏経験を積ませてあげたい。
そこそこの大きさでイスが設置されてて、舞台という高い位置にピアノがあるホールが理想で、駅から近いところがいい、費用も安めで…とは、誰もが考えることで、抽選の競争率が高くなります。
最近のホール抽選は、ネットに登録して、希望の日の半年前(大阪市の場合)に予約をして抽選。
これはポチッと予約ボタンをクリックするだけなのですが、どれだけの人が申し込んでいるか等の状況が、全くわからない。
ポチポチしても当選しないこともあるし、「あかんやろ…」と思ってポチッとすると当選したりします。(くじ運の悪さが出るのかしら……)
今回の当選がそれで、5月4日(日)ゴールデンウィークのど真ん中。
みんなきっといろいろ予定が入るだろうなあと心配していましたが、案の定、クラブの試合、合宿、法事、と欠席者続出で、少し残念でした。
たとえ少人数になっても発表会は開催することを決めていましたが、やはり出来るだけ多くの生徒たちに参加してもらいたいですね。
次回がいつになるかはまだまったく未定ですが、私のくじ運に期待?していてください。
蛇足ですが、人数が少なくなったということは、時間もそう長くならないだろうし、今年は、自分の年齢も大台に乗ったこともあるし、発表会回数も切りの良い数字やし、ちょっくら長い曲を弾きたいなあと考えていました。
ところが、他にもオープニング演奏を入れたりアンサンブルを入れたりしているうちに、出来上がったプログラムはまあ立派なものになりました(笑)。
予想はしてたけど、結局、長時間におよぶ発表会になってしまいました。
みんなよくがんばって聴いてくれました。
出演者たちに向けてコメントを書いてもらいました
今回も、会場に来たご家族やお友だちに、出演者に対してコメントを書いてもらいましたが、以前にも増して名言(迷言?)が続出。
かわいらしい字で「かっこいかった」とか、「これからもがんばってください」とか、読んでいてホッコリする、心があったかくなる言葉がいっぱいありました。
今回は、私のプログラムにもちゃんと番号をつけたので、皆さんからはげましの言葉をいただきました。
というのも、去年、私に対してコメントがなかったのが悲しくて、「なんでなん?」と生徒さんたちに聞くと、「だって、番号ついてないやん、講師演奏ってなってるもん」と言われたので(笑)。
終わりに
長々と書きましたが、生徒たちのがんばりがちょっとでも伝わりましたでしょうか。
また、若いピアノの先生方の参考になればうれしいですし、これからピアノをはじめようと考えている方が読んで、楽しそうだな、弾いてみたいな!と思っていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。