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2025年9月レッスンふり返り

最近のブログの最初のごあいさつが「暑い!」の単語で始まっているのは、気のせいではないですよね?

10月に入っているというのに、我がレッスン室は冷房がフル回転しています。

朝晩は涼しいという方もいますが、窓を閉め切っているレッスン室に風が入るわけもなく……。

ハイ、暑いです。

今回は、レッスンのふり返りではなく、クラシックコンサートのお話を少し。

 

イタリアらしいクラシックコンサートを楽しみました

暦の上では立秋もとっくの昔(大げさ)に過ぎたので、「秋」ということなんでしょうねぇ〜。

秋というと「芸術の秋」という言葉があるように、9月は大きめのコンサートに何回か出かける機会がありました。

日本のオーケストラは日本在住の指揮者でしたが、一言もお話しすることもなく、もちろんマイクも用意されていなくて、音楽だけが届けられている、ま、いつものスタイル、というのかな……そんなコンサートでした。

でも、住友生命いずみホールで9月11日に開催された、万博に招請されて来日しているイタリアのモデナ歌劇場オーケストラのコンサートが、印象深く楽しい演奏会でした。

 

イタリアのオーケストラで音楽監督をされている指揮者の吉田裕史さんは、演奏の合間にマイクを持って、曲の説明はもちろんのこと、「皆さん(オーケストラも客席も)一緒になって、音楽を楽しみましょう」という語りかけが素敵でした。

また、ユーモアにもあふれていて、大阪人の心をつかむツッコミもあり、「イタリアではこんな感じ……」というお話もとても楽しく、おもしろく聞かせていただきました。

 

ただ、会場が少し暑くて(その日も大阪は夏日でした)、吉田さんが汗をふきふきされているのが、ちょっと気の毒に感じていたのは、私だけではないはず。

そのおかげで、指揮者吉田さんの熱意も感じられたかな……笑。

 

クラシックに親しんでもらうために

クラシックコンサートって敷居が高く感じられる方や、「寝てしまうし……」という方もよく聞きます。

実際、我が弟なんか「自分が行っても寝ててもったいないから、姉貴行ってきて!」ですものね。

(そのおかげで、チケットを譲ってもらったりしますが。)

そのクラシックコンサートで、演奏者が曲の説明をしたり、このプログラムはこのように選んだというようなことをお話ししたりして下さると、曲の理解も深まるし、曲に対して興味もわきますね。

コンサートに音楽を聞きに行っているけど、演奏者や歌い手の生の声や、お話の仕方を聞くと、人柄も想像できるので、音楽と相まってますますその演奏者も演奏も、好きになるように思います。

「えー!こんな声なん!」という逆もありで、楽しいですよね。

 

聞く側としては「お話ししてほしいな」と望みますが、実際のところ、演奏者の立場になると、本番前の緊張感の中で無理!という人もいるんだろうなぁとも思います。(自分もそうだったよなって……。)

特にピアノの奏者は、客席に向くのがあいさつの時ぐらいで、常にピアノの鍵盤を見ていますしね。

人の顔を見ると、ボンって緊張のボルテージが上がる気がします。

 

ただ、私はクラシックをもっとみんなに聴いてもらいたいな、という思いを強く持っています。

ピアノ教室でも、今どきの曲を取り入れてレッスンもしていますが、小学生になると短い曲でクラシックに親しんでもらおうと、必ず弾いてもらっています。

クラシックという言葉は、「一流の」という意味を持ち、歴史的に長く評価が定まったものを指すそうです。

やはり、そのような曲はなんらかのパワーがあるようにも感じます。

先月のブログで言霊のことを少し書きましたが、古くから伝わることなども、なんらかのパワーがあるように思ってしまいます。

 

クリスマス会や発表会でも、色々と工夫して、私なりにクラシックもとい音楽、そして演奏者に親しんでもらおうと模索しています。

演奏前に演奏者本人にしゃべってもらったり、発表会でクラシックを弾いてもらったり、親御さんからメッセージを書いてもらったり……。

イタリアコンサートほどはっちゃけるような雰囲気は(やりたくても)できませんが、今回の体験ももとに、我が教室の音楽活動もアップデートできればと思っています。

 

終わりに

コンサートのことで長々と自分の思いを書いてしまい、クリスマス会の準備のことが次回になってしまいました。

発表会と違って、クリスマス会は自分たちで選んだ曲を弾くので、本当にバラエティーに富んでいます。

その苦労も書きたいので、また次回に。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。