10月末のハロウィンが終わると、街も一気にクリスマスデコレーションに変わりましたね。
教室のごほうびシールコレクションも、ハロウィンのオレンジと黒の色あいから、赤と緑のクリスマスカラーに変わっています。
幼児さん、小学生の生徒さんたちは花まるでシール1コ、花まる葉っぱつきでシール2コと約束して楽譜に貼っています。
男の子ももちろん、中学生や高校生の生徒さんも選んで貼っているのを見るのは、かわいいなあと思います。
どうすれば子どもが家で練習するようになるでしょう
さて、夏休みをすぎたころから、小学生のママさんの付きそいレッスンを卒業する生徒さんたちが増えて、ママさんたちとゆっくりお話しすることが少なくなっていました。
送迎は来てもらっていますが、ついつい話し込むと、「話、ながすぎ〜!」と、生徒さんから注意をされることに…。
それではいけないと思い、お昼間、フリーな時間を使って、何人かのママさんと個人面談をしました。
教室的には、これからこのような楽譜を使いますとか、こんなレッスンをしていますとか話すところですが、ママさんたちから聞くのは、やはり「練習をしない」「ひとりでできない」とピアノのお家での練習のお悩みでした。
私も練習は大嫌いな子どもで、でも新しい曲を弾きたくって、「どないしたらマルもらえるやろ?」的なことを考えていた子どもでした。
(そんなヒマあるんやったら弾くといいんですけどね。)
子どもって、言われて「ハイ!」とすぐ素直に練習する子は、ちょっと心配な子です。
(と、言うのは言いすぎかな…。)
自我がしっかりしてきてる子は、なかなか親の言うようにしないのが、あたりまえです。
まずは、幼児さんの間に習慣付ける。
幼児さんの時は、遊びに取り入れてママやパパと一緒に出来ますよね。
その時間を決めて練習すること、楽器と遊ぶことを勧めています。
習慣付けが出来なかった場合、ああ言えば、こう言うといった態度が出来るようになってきた歳の子には、親が誘導しつつ、自分で1日の行動パターンを決めさせましょう。
学校に行くのは、時間が決まってますよね。
帰って来て、「ただいまあー」とお家の人と顔をあわせた後、手洗い、うがいと先にするように、促しますよね。
それと同じように、ピアノに向かうことを日常の中に取り込みます。
例えば、「なりこの今日の予定は?」と聞かれると「おやつを食べた後、あそびたいの」と私なら言います。
そこで、「先にピアノのこと、学校のことをすると、あとの時間が長くなるよ」とアドバイスをする人がいると「じゃあ、ピアノ弾いて、おやつ、それから宿題する」と、なるといいな…笑。
ま、そんな単純に言うことを聞くわけもなく(特になりこは…)「あそんでからする!」と言ったとしましょう。
なりこが、遊びました、おやつも食べました。
そこからが、大人の出番です。
「あそんでからする!と言ったのは、なりこだよね」と「ちゃんと出来てからごはんにしようね」。
怒るわけでもなく、「する!って言ったでしょ!」と怒鳴るわけでもなく、子どもの言ったことに、極端な言い方になりますが、自分で責任をとらせます。
遊んだ後に疲れてなかなか進まない時とかは、手伝ってあげながら「元気な時にしてたら早く出来たね、次からそうしようね」と言うのを忘れず、子どもに自主性を持たせながら「こうすると上手くいくよ」的なアドバイスを忘れず伝えます。
実際やってみると、先にしないといけないことをする方が時間も有効に使えますよね。
その習慣付けが、手洗いや歯みがきのように、やらなきゃ気持ち悪いとなっていくといいですね。
本当に芸事はご家族の協力なしでは上達が難しいということで、お家での時間の使い方が大事になってきます。
そして、このことが出来るようになっていくと、自分自身の勉強に対する時間の使い方にもしっかり反映されてくることになります。
先日のレッスンでも「俺が練習してるわけないでしょ」と笑顔でレッスンに来た子が、弾けなくて半ベソをかいていました。
(私はなにも言ってないです…念のため…。)
「先週弾けてたのになあ〜」「なんでやろ」と、聞くと「やっぱり弾かなあかんわ」と…これ、自覚しましたね。
「どうしたらいいかな…いつ弾くか決めよか。」(なりこ)
「うん、朝、弾くわ。」(生徒さん)
(生徒さんのママさんにもLINEでやりとりをお伝えしています。「見張っておきます」との返信でした。)
さて、次のレッスンが楽しみです。
終わりに
次はクリスマス会までのこと、クリスマス会のことをお伝えできるといいな…と思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。