今年は3月に入っても、まだまだ寒い日が続いていますね。
2月のレッスンの振り返りとして、今回は、大人のレッスンを取り上げたいと思います。
生徒のお母さんがピアノのレッスンを再開
もう10年近くレッスンに来て下さっている社会人の生徒さんとは、その方の子どものレッスンがきっかけでお会いしました。
ご自身も、幼少の頃からピアノを習っておられたそうです。
そのことを私にお話ししたのをきっかけに、もう一度レッスンを受けて、いろいろな曲を弾いてみませんか?とお勧めしたところ、がっつりクラシックを弾くレッスンを受け始めてくださいました。
彼女は幼少の頃、母親に付き添われながらレッスンに通い、エチュード(王道?の練習曲)や、ハイドンやモーツァルトなどのソナタを弾いていたそうです。
ただ、バッハのインベンション(ピアニストには避けて通れない作品)で音楽の道に進まないと決めたところ、レッスンに通わなくなったとのこと。
たぶん、私よりきっちりピアノ練習の基礎を習得されているな……と思っている大人の方です。
現在も子育て、お仕事で自分の時間がなかなか取れない中、次の発表会に向けて、クラシックの大曲にチャレンジなさっています。
大人の方々のレッスン内容
このように以前習っていて、子どものレッスンをきっかけに、また自分も弾いてみたい、と思って始めるママさん方もいらっしゃいます。
また、子どものレッスンのためにピアノを購入したのがきっかけになる初心者のママさんも、もちろんいらっしゃいます。
実は、子どものレッスンがきっかけで、ご自身のレッスンも受け始めている大人の方がほとんどなんです。
その方々のレッスン内容はさまざまです。
きっちり練習曲を弾いて、クラシックも弾きたい方。
昔(若い十代の頃)聞いた曲を弾きたい方。
子どもと一緒に童謡を歌いながら弾きたい方。
それぞれに弾いてみたい曲があるので、私は楽しく思っています。
音符がわかりにくい方には、こちらが作成したオリジナルの楽譜を弾いてもらいます。
また、メロディーだけでも弾けた後は、私が伴奏をつけて盛り上げたりして、レッスン中は笑い声が響いてくるような時間になっています。
子どものレッスンとちがって、大人のレッスンは弾きたい曲優先です。
いろいろなテクニックは勝手についてくるものですし、大人なので、ある程度曲の感じは表現できるようになります。
まずは、音楽を楽しんで頂く。
弾けるよろこびを知って頂く。
そして、少しのおしゃべりタイム……これが長くなることもありますが(笑)
子育て中は、本当にいろいろなことがあります。
私も、経験豊かなわけではありませんが、お話を聞くことはできます。
人って、自分の言葉で考えや思っていることを伝えると、気持ちが整理されることってないですか?
辛いことや悩んでいることとかも、聞いてくれる人がいると、心がストンと落ち着いたりしませんか?
お話を聞いても、私がアドバイスできるとは限りませんが、よく自分の失敗話をします。
失敗があっても、こうやって今の私があるとわかってもらえると、少しでも元気になってもらえるかなあ、なんて思っています。
終わりに
もう少し季節が進むと、進級や進学、職場の移動などがありますね。
心が、気持ちがざわついている時にも、音楽は常に寄り添っているものだと思って頂けるレッスンを、目指していきます。
最後までお読み頂きありがとうございました。